昔は、白地の振袖はタブーだった!みやもと豆知識

2016年03月15日
IMG_0762

昔は、「白地」の振袖は、避けた方が良いという規則がありました。

ご想像の通り、花嫁さんの白無垢と重なるからです。

「きもの」は、人間関係を円滑にする心遣いでTPOを決めていく側面があって、

現代人には、面倒なことかもしれません。でも、今では白地の振袖は、全くタブーではありません。

当然、白地の振袖は、真っ白ではないので、全く白無垢とはかぶらないのですし・・・

最近、お支度をされるお嬢様に目立つのが、「お友達とかぶらない色・柄・・・」というご要望です。

ですから、早め早めにお支度を済ませて、「私は、○○色にしたよ!」と先手をうってしまうのです。

 

白のお振袖は、一見おとなしそうに見えますが、大勢の中に入ると、とても目立ちます。

ですから、白という色そのもののイメージで、内向的なお嬢様がお召になるのは避けた方が

無難かもしれませんね。

現在、平成30年(再来年)1月成人式予定の方々が、続々とご相談にご来店になられています。

まだ、2年近くもあるのに・・・と思われるかもしれませんが、

「備えあれば、憂いなし」とも言いますし、早めに一度ご相談下さい。

きもの蔵人みやもと 四代目店主 宮本 英光