振袖選び、染の違い
2020年10月03日
鎌倉 きもの蔵人みやもと 半田賢祐
振袖選び 染の違い
前回、生地の違いを紹介いたしました。
お振袖選びをする上で、生地の違いを確認しましたら、
次は、染の違いを見てみましょう。
大きく分けると3種類
手描き染め、型染、インクジェット
★手描き染め
職人さんが手作業で書き進めていきます。
下絵、糸目糊置き、色挿し、引染めなどの
工程を手作業で行います。
手間がかかり量産ができない為、
価格が上がります。
※型糸目手刺友禅
糸目(輪郭)を型で描いて手間を少し省き、
色挿しは手で行う染め方です。
★型染
柿渋紙の型紙と色糊を用いて染める友禅の技法です。
手描きに比べ手間が省かれるので、
価格も下がります。
★インクジェット
機械でプリント印刷をしたものです。
大量生産ができるので、価格が下がります。
生地の裏は染料が染み込まないので白いです。
最近では、両面プリントしている物もあります。
お好みの色柄や、ご予算もありますので、
「絶対、手描きでなければダメ。」と決めず、
まずは、お探しの条件に合うお振袖を何度か
着装していきながら、好みを絞っていかれれば
良いのではと思います。
生地と染の違いを見てきましたので、
次は、振袖によく使われる模様について
見ていきたいと思います。
続く
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