そういえば、なぜ成人式に振袖を着るのだろう?

2019年07月27日
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本格京友禅 極細紺地宝尽し文様振袖

縁起の良い宝尽しの文様が全体に施されております。

雲取りされた中には、

豪華に金の箔がちりばめられております。

落ち着いた中にも、古典の品格と、重厚感があります。

是非、実際にご覧頂きたい一枚でございます。

 


👘 成人式は何時から行われていた?


今では何となく当たり前になっておりますが、

よくよく考えてみると何時から

成人式は行われていたのだろうと疑問に思います。

 

実は成人式の歴史はさほど古くはなく、

1946年に埼玉県で行われたのが最初のようです。

 

時は第二次世界大戦後、陰鬱な雰囲気を

一掃したいという考えからのようです。

何とか元気づけようと催されたのが、

将来を担う若者為のイベント。

これが大きな反響を呼び、全国に普及して

今の成人式になったのです。

 


👘 もともと振袖は、男の子も着ていた!


振袖とは、仕立て方の事を指していたようで、

若い女性と元服前の男の子が着ていました。

江戸中期以降に、女性の正装として特化し発展してゆきます。

 

このころになると、未婚女性が関所を通る際には、

振袖を着なければ通ることができない為、

関所の近くには貸衣装店があったようです。

 


👘 愛情表現は長い袖を使って!


振袖といえば、長い袖が特徴です。

身振りを美しく見せるために次第と

長くなっていったといわれています。

この長い袖は、色々な感情表現に用いられたようです。

 

踊り子たちが袖を振ると愛情を示す、

袖にすがると哀れみを請うサインとしていたのを

未婚の女性が真似をして流行したとか。

 

袂を左右に振ると「好き」の表現。

前後に振ると「嫌い」の意味となり

袖の振りで意思表示をしていたのです。

 

現代でも、「ふる」、「ふられる」と言いますが、

ここに由来しているんです。

 

その他にも、古来より「振る」という仕草には

神様を呼び寄せる、厄を払う、

場を清めるなどの力があるとされています。

 

これらのように、長い袖には

いろいろな意味が込められていたのです。


 

きもの蔵人みやもとでは、常時数多くの振袖をご用意していおりますので、

お気軽に遊びにいらしてください。

 

 

鎌倉 きもの蔵人みやもと   半田賢祐