大きく変化する振袖のお仕度事情

2018年03月10日
2016-11-06 14.00.53

「はれのひ」の事件で大騒ぎとなった成人式から2ヶ月が経過しました。

来年・再来年に成人式を迎えられる方の多くは、この成人式終了後から3月の春休みまでに

決められます。

本来ですと、ショッピングアーケードやテナントビルの中の「振袖専門店」への流れから

当社のような古くから路面店として営業する「呉服屋」「きもの専門店」へ流れが

変化しているようで、仲間の店も含めこの2ヶ月のご成約数は激増してます。

当店にご来店頂く方も多く、その理由の第一は、

「当日になって逃げてしまうような事がないから・・・」だそうです。

また、この数年当日のお仕度時間の予約を早くしないと、早朝3時・4時になってしまうと

予約の早期化に拍車がかかりましたが、今年は成人式当日は「振袖を着ない」という方が

増えてきています。当店のご予約でも、3~4人にお一人は、当日はお召にならず

記念写真撮影とご家族での簡単な「お祝い会」をするというパターンです。

公民館などで開催される「成人の集い」は、戦後自治体が始めたもので、歴史も短く

勿論宗教的な意味合いもありません。

どちらかと言えば、久しぶりの地元の同窓生に再開する・・・そんなイベントです。

「きもの蔵人みやもと」では、時代とともに変化し、またお客様ごとに多様化するお祝いを、

様々な角度からお手伝いさせて頂けるように、準備をしております。

鎌倉 きもの蔵人みやもと 四代目 宮本 英光