昔は、白地の振袖はタブーだった!みやもと豆知識
2016年03月15日
昔は、「白地」の振袖は、避けた方が良いという規則がありました。
ご想像の通り、花嫁さんの白無垢と重なるからです。
「きもの」は、人間関係を円滑にする心遣いでTPOを決めていく側面があって、
現代人には、面倒なことかもしれません。でも、今では白地の振袖は、全くタブーではありません。
当然、白地の振袖は、真っ白ではないので、全く白無垢とはかぶらないのですし・・・
最近、お支度をされるお嬢様に目立つのが、「お友達とかぶらない色・柄・・・」というご要望です。
ですから、早め早めにお支度を済ませて、「私は、○○色にしたよ!」と先手をうってしまうのです。
白のお振袖は、一見おとなしそうに見えますが、大勢の中に入ると、とても目立ちます。
ですから、白という色そのもののイメージで、内向的なお嬢様がお召になるのは避けた方が
無難かもしれませんね。
現在、平成30年(再来年)1月成人式予定の方々が、続々とご相談にご来店になられています。
まだ、2年近くもあるのに・・・と思われるかもしれませんが、
「備えあれば、憂いなし」とも言いますし、早めに一度ご相談下さい。
きもの蔵人みやもと 四代目店主 宮本 英光